本物は時を超える

永く愛されるモノには、美しいとか機能的であるとか様々な理由があります。
逆説的に捉えると、愛されたから永く残ったとも⾔えるでしょう。
本物の素材とモチーフに拘り、時を超えて愛される空間を⽬指しました。
世界中から集めたアンティーク家具と、古代より変わらぬ美しさを纏う蝶のイメージが訪れた⼈々を⾮⽇常の世界感に誘います。
時を超えて、永く変わらない美しさの空間を感じて頂ければと思います。

都会の喧騒の中に現れた七⾊のオアシス。
深いソファに腰掛けると爽やかな⾵が感じられます。
中央に鎮座するジャグジーに揺れる⽔⾯は、時間のように変わらないものを光の演出と共に表現しています。


01
バーカウンター

カウンターの表面材はベルギーBEAL 社から発売されている左官材「モールテックス」。
1ｍｍ程度の薄塗りでコンクリートと同等な表面強度があり、曲げにも強く下地のたわみや動きが発生してもクラックが入ることがほとんどありません。
光沢のある独特な赤いカウンターには金粉を混入させ、大人の夜の艶やかさを表現しています。

02
グリーン本棚

ミラノサローネで発表されたマルセルワンダースの 2017 年コレクション。
クラシカルなモチーフにビビットな色を合わせる事で、既視感を感じさせます。
そんなワンダースにインスパイアーされた本棚。
非日常空間への入口のモチーフとしてデザインしました。


03
ソファゾーン

エジプトを図案化したテーブルを象徴的にしたスペース。
古代のファラオと女王が会する場所ファラオが座るクラシカルな象徴的なソファに壁にはクラシカルなミラーを配し 鏡の奥の新たな別の世界へ誘います。